こんにちは。
月刊ビカクシダです。
今回は大人気コウモリラン「リドレイ」の育て方を特集しちゃいます。
コロンと丸いフォルムが可愛いんですよねーー
まず特徴から説明していくよー!
リドレイの特徴は?
胞子葉
貯水葉
成長点
誰でもできる!リドレイの育て方
原産国の気温や気候の特徴を見ると、リドレイの育て方を予測できます。
リドレイの原産国は以下の3つ。
島の気候データを元に、リドレイの育て方を考えてみましょう。
水やり
- 高温多湿(ボルネオ島)
- スコールは2〜3時間降り続ける(ボルネオ島)
- 乾季はあるが、雨は多い(ボルネオ島)
リドレイは、高温多湿な場所で育ちます。
ボルネオ島は、スコールのあとカラっと晴れます。つまり、水やりと乾燥を繰り返すように育てると、元気に育ちます。
とても繊細な品種なので、水のあげすぎはNG。乾燥のしすぎも枯れてしまうので注意です。
日当たり
- 中央部を赤道が通っている(マレー半島)
- 紫外線が強い(マレー半島)
ビカクシダは葉焼けはNG。色が悪くなり、植物そのものがダメージを受けてしまいます。
葉焼けって何?と思ったらこの記事を読んでね!▶︎火傷と同じ?【本当は怖い】コウモリランの葉焼けを解説|前編
葉焼けに弱いと言われているリドレイ。しかし、直射日光を浴びても元気な個体もいるようです。
リドレイは、赤道に近い島々で進化した品種。もしかしたら、直射日光に強い個体もいるのではないかと期待しています。
でも葉焼けはやっぱり怖い。初心者さんは、まず半日陰で育てることをおすすめします。
風通し
- 大陸の影響があり、風がとても強い(スマトラ島)
- 1年を通して気温が一定(スマトラ島)
- 乾季はあるが、雨は多い(ボルネオ島)
とても大事なポイントなので大きな声で叫びます。
リドレイは、風通しがいっっっちばん大事です!!!
とにかく蒸らさない。
蒸らさないことが大事です。
サーキュレーターなどで風を当てて、乾燥させてあげましょう。
【繊細すぎる】リドレイの注意点は?
リドレイはとってもナイーブ。
元気に育てるための、リドレイの注意点をまとめました。
①水のあげ忘れに注意
リドレイは他のコウモリランのように、貯水葉にお水を貯めるのが苦手。毎日お水をあげる必要があります。
完全に水苔が乾燥してしまうと、枯れちゃいます。
霧吹きで小まめにお水をあげて、乾燥しすぎないようにしましょう。
②葉焼けに注意
リドレイは直射日光が苦手。カーテン越しの半日陰に置きましょう。
葉焼けを起こすと、綺麗なグリーンの色味が抜けてしまいます。
さらに、植物そのものが大きなダメージを受け、弱ってしまいます。
本当は怖い「葉焼け」についてはこの記事を読んでね▶︎火傷と同じ?【本当は怖い】コウモリランの葉焼けを解説|前編
③環境の変化が苦手
環境の変化はリドレイの強いストレスになります。
季節の変わり目や、購入したばかりの頃は特に注意が必要です。
環境の変化が大きすぎると、適応できずに元気がなくなってしまう場合も。
徐々に環境に馴染むように、丁寧に育ててあげてください。
リドレイは夏の蒸れに要注意
日本の夏は暑い!
猛暑のせいで、冬から大事に育てていたリドレイが枯れてしまいました・・・
これは枯れてしまったリドレイの写真です。
枯れた原因は
- 葉焼けにより個体そのものが弱った。
- 窓際の気温が高すぎた。
- 湿度が高く、貯水葉の中が蒸れた。
- 蒸れたことで、根腐れを起こした。
最近の猛暑はとても厄介!他のビカクシダも夏バテ気味です。
夏場は猛暑による蒸れに注意!サーキュレーターを導入して、空気を循環させてね!
コツを掴んで立派なリドレイに育てよう
リドレイは、ビカクシダの中でも特に人気がある品種。
しかし、育てるのが難しいのがほんとのところ。
コツを掴んで丁寧に育てれば、立派なリドレイに育ちます!
ぜひ挑戦してみてねー!