エレファントティスは、肉厚な胞子葉がチャームポイント。その姿が象の耳に似ていることから「エレファントティス」と名前がつきました。
現在「月刊ビカクシダ」では、エレファントティスの成長日記をインスタグラムに掲載中。ブログにまとめる前に、エレファントティスの知識を掲載します。
エレファントティスの特徴は?
エレファントティスは、どんな姿をしているのでしょうか?
「胞子葉」「貯水葉」はもちろん、「胞子」や「星状毛」もピックアップしてみました。
胞子葉
貯水葉
成長点
星状毛
胞子
出たばかりの貯水葉
エレファントティスの育て方は?
▶︎水やりはメリハリ重視
▶︎日当たりはたっぷりと
▶︎風通しにサーキュレーターを
水やり
エレファントティスは、水やりの難易度が高め。根腐れしやすい品種なので注意が必要です。
乾燥と水やりは「メリハリ」がポイント。私は、ドブ漬けせずに霧吹きで全体的に水をかけ、半日〜1日で乾燥するように調節しています。
日当たり
エレファントティスは日当たりが大好き。私は、直射日光には当てず、薄めのカーテン越しに日光浴をさせています。
巨大化するエレファントティスは、日光が大切。たっぷり日を浴びれば、濃い美しいグリーンに仕上がります。
風通し
エレファントティスは風通しがもっとも大事。蒸れがとても苦手で、一瞬で枯れてしまいます。
サーキュレーターを導入し、水やりと乾燥のサイクルをベストの状態にすると、驚くほど早いスピードで成長しはじめました。
トラブルを未然に防ぐ!「やってはいけない」リスト
①水をあげすぎない
エレファントティスが枯れる原因ナンバーワンは「根腐れ」。栽培が難しいと言われているのは、水やりがむずかしいからです。
ドブ漬けせずに、霧吹きやシャワーで水を与えるのをおすすめします。水切れしない程度に、気持ち少なめが理想。
②寒さに注意!10℃以下はNG
エレファントティスは寒さが苦手。日本は季節の変わり目にがぐんと気温が下がるので、屋外で育てている人は、早めに対策が必要です。
冬になると休眠する個体もあり、いつもの量の水をあげると、根腐れを起こしやすくなります。
エレファントティスは冬が苦手!▶︎10℃以上が理想!【コウモリラン】冬の防寒対策まとめ
③うっかり水切れに注意
エレファントティスは蒸れが苦手。同時に、乾燥しすぎにも弱い繊細な品種です。水切れを起こすと、葉っぱがぎゅっと縮み、成長が止まってしまいます。
一度水切れを起こすと、「成長」「色味」「葉焼け」しやすくなるなど、さまざまなトラブルを誘発するので要注意。
エレファントティスは「休眠」をする?
コウモリランは、「休眠」をするとっても珍しい植物です。エレファントティスも、一定期間休眠をします。冬にする場合が多いのですが、個体や環境によって差ができます。
【休眠のサイン】
①貯水葉が「茶色く」なる
②胞子葉は「緑色」のまま
③枯れずに「成長」はしない
休眠のサインが見えたら、今までのお世話ではNG。体を休めている状態なので、水やりをセーブする必要があります。少し乾かし気味にすることをおすすめします。
エレファントティスは「蒸れ」「休眠」に注意
エレファントティスは、少し繊細な品種ですが、
水のあげすぎによる「蒸れ」「休眠」中の世話のしすぎ
に気をつければ、すくすく元気に育ちます。
エレファントティスは、成長すると3メートル以上まで大きくなる品種です。水やりのバランスに気をつけて、丁寧に育ててあげましょう。