初心者

“メリハリのある”水やりを【完全版】ビカクシダの女王「ワンダエ」の育て方

こんにちは。
月刊ビカクシダの田中です。

我が家のワンダエは、ちっこいのにでーんとしてます。
王座(木の板)に乗って、「水をくれ」「肥料をくれ」などとわがままです。

通称「コウモリランの女王」ワンダエについて、お世話係の田中が「育て方」の記事を書きました。

それでは、どうぞー。

ワンダエの特徴は?

ここでは、ワンダエの特徴を写真で紹介していきます。
まだまだ小さなワンダエですが、丸っこいフォルムがかわいー。

貯水葉

成長点

ワンダエの育て方は?

水やり

メリハリのある水やりを!

みなさんスコールって知ってますか?
そうそう、ゲリラ豪雨です。(超迷惑なアレです)

ワンダエは熱帯雨林気候で育った品種。お水が大好きで、乾燥も大好きです。
スコールのようなメリハリのある水やりをしましょう。

日当たり

カーテン越しの半日陰がおすすめ

ワンダエの表面を見てください。星状毛がなく、トゥルットゥルとしています。

曇りが多い国で進化したワンダエは、光を反射するための星状毛があまり必要なかったみたいですね。

強い直射日光が苦手なので、カーテン越しの半日陰のなかでぬくぬく育ててねー。

風通し

サーキュレーターで空気の循環を

パプアニューギニアは、1年を通して強い風が吹きます。

なので、風をバシバシとワンダエに当てたら喜ぶ。

水苔の乾燥も助けてくれるので、サーキュレーターを導入するがおすすめ!

寒さ

部屋の中でぬくぬく育てよう

ワンダエは、原産国の雨季や気候などを見ると、冬が成長期だと考えられます。

なので、冬になったら室内で育てましょう。徹底的に甘やかしちゃって大丈夫です。(いいなー)

室内環境をしっかり整えると、ワンダエは冬に大きく成長します。
逆に、夏はあまり育たないという噂も……。

蒸れると枯れちゃう!ワンダエの注意点は?

①夏にお水をあげすぎない

ワンダエの原産国から見て、日本の夏は乾季に当たります。なので、夏は乾かしめがおすすめです。

活動をセーブしている時にストレス(多すぎる水やり)をおみまいされたら、あなたはどう思いますか?

ご機嫌をうかがいながら、ちょーっとづつお水を与えてね!

②直射日光に当てない

ワンダエは、直射日光が苦手。

夏は乾かし気味で育てるので、さらに葉焼けしやすい状態です。

ビカクシダにとって、葉焼けは美容の天敵です。綺麗なグリーンのお肌が日焼けしちゃいます。カーテンなどで遮光し、半日陰の場所で育ててあげましょう。

③蒸れに注意

ワンダエは蒸れが大嫌い特に夏の停滞期に水やりをしすぎると、根腐れを起こします。

白菜のようなフォルムなので、どうしても下腹部に水が溜まっちゃうんですよねー。下腹部が蒸れてしまうと、ワンダエの美しい貯水葉が茶色く変色してしまいます。

蒸れは、美容にも悪い(変色)し、健康にも悪い(根腐れ)のです。

ワンダエは成長期が冬に来る?

これは、夏に枯れてしまったワンダエです。

ここまで大きく成長してくれたのに…

悲しみー

原因を考えてみると

  • 夏の停滞期に植え替えをしてしまった
  • 水やりのしすぎ
  • 猛暑のせいで蒸れた

つまり、「夏が停滞期」だとは知らず、暖かくなったからと「植え替え」をしてしまい、大きくなれーと「水をあげすぎ」てしまい、猛暑で「蒸れて」しまったからなんですね。

つらい。

みなさんのワンダエが枯れませんように。

冬はワンダエを甘やかそう

ワンダエを育てるときのポイントは4つ。

  • 夏に停滞期、冬に成長期が来る
  • 水やりと乾燥のメリハリが大事
  • 蒸れると枯れる
  • 乾燥ぎみの時は、葉焼けに注意

コツをしっかり掴めば、超巨大ワンダエも夢じゃないかも!